今回の勇者レーダーが捉えたのは、桃雲先生の単話『このエロ漫画はフィクションです。』だ。
ワニマガジン社・COMIC快楽天レーベルから配信された単話作品で、価格は税込330円。前作『静止した箱の中で』でエレベーター密室の背徳感を見せつけた桃雲先生が、今回は“エロ漫画研究会”を舞台に、リアリティの追求という名目で先輩をホテルに連れ込む後輩を描く。創作に懸ける情熱と性欲が混ざり合う、業の深い短編だ。
【単話レビュー】『静止した箱の中で』レビュー|後輩OLと壊れたエレベーター、静かな箱の中で爆ぜる単話良作
桃雲『静止した箱の中で』レビュー。ワニマガジン社・COMIC快楽天の単話作品を、OL後輩・密室・背徳感の魅力から紹介。
2次元シコリストの冒険刺さる読者は、後輩女子、メガネ娘、オフパコ、そして“クリエイターの業”に共感してしまう勇者たち。 毎回完売する後輩と、売れ残りの山を抱える先輩。この残酷な格差から始まる関係性が、単なるエロを超えた妙な生々しさを生んでいる。1話完結の短いページ数の中に、嫉妬と欲情がぎゅっと詰まった濃密な一作だ。
あらすじ|「実際に受けてみます? 私の取材」
舞台は鰐曲大学エロ漫画研究会。主人公の東雲(しののめ)は、即売会で毎回完売する後輩の百瀬(ももせ)に対してライバル心を燃やしつつも、自分の本は売れ残りの山。才能の差に打ちひしがれ、さっさと筆を折って就活に専念しようとする東雲。だが、百瀬は彼を引き留める。
凡人が優れた漫画を描くには、徹底的な取材と観察によるリアリティの追求が必要だと説く百瀬。痴女モノや調教モノといったハードな内容を描く彼女が、本当にそんな経験をしてきたのかと東雲が問うと、彼女は平然と「そうですけど」と答える。そして次作のテーマが《イベント後のオフパコモノ》だという彼女にホテルへ連れ込まれ、東雲は彼女の爛れた性経験を聞かされながら、自らもその“取材”の対象となっていく。
抜きどころ|メガネ後輩の理詰めな誘惑と、圧倒的な実戦経験

勇者的に一番刺さったのは、百瀬の“理詰めに見せかけた圧倒的な肉食ぶり”だ。彼女はメガネをかけた知的なルックスで、一見すると真面目なクリエイター。しかし、その内側にはリアリティのためなら何でもする狂気が潜んでいる。東雲に対する態度も、単なる好意ではなく「取材対象」としての興味と、先輩を自分のペースに巻き込むサディスティックな優位性が入り混じっている。
才能の差を見せつけられた先輩が、肉体的にも後輩に支配されていく構図がたまらない。 ホテルでの展開は、百瀬のリードで進む。彼女の語る過去の性経験が東雲のプライドを抉りながらも、抗えない快楽へと引きずり込んでいく。“負け犬の先輩”と“天才肌のビッチ後輩”という力関係が、ベッドの上でさらに強調されるのが最高にエロい。
桃雲先生の魅力と総評
桃雲先生は、快楽天で活躍する注目の作家だ。『静止した箱の中で』で見せた密室の空気感作りも秀逸だったが、本作ではキャラクターの“業”を描く力に磨きがかかっている。巨乳やメガネといった属性をしっかり押さえつつ、創作というテーマを絡めることで、エロの解像度を一段階引き上げている。
FANZAは正規販売サイトなので、安心して購入できるし、作家への還元という意味でも勇者は正規ルートでの購入を強く推奨する。結論、才能ある後輩女子にプライドを折られながら、快楽に溺れていくシチュエーションに弱いなら、これは必読だ。 短いページ数の中で、クリエイターの狂気とオフパコの背徳感を同時に味わえる、満足度の高い一本である。


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